これまで、妊娠してから管理入院に至るまでの経過や、管理入院が決まってからの1週間についてお伝えしてきました。
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今回は、誘発分娩当日の流れを詳しくレポートします。 高齢妊娠で初めての誘発分娩。 不安と緊張の中で迎えた一日を、できるだけリアルにまとめました。
同じ状況の方や妊娠中の方の参考になれば嬉しいです。
先にお伝えしておくと、私は経産婦で、これまでのお産も比較的スピード型(1人目6時間・2人目3時間)。誘発分娩の進み方は本当に人それぞれなので、あくまで「一つの例」として読んでいただけたら嬉しいです🍀
🗒️ 前日説明されたスケジュール
✅ 検温
✅ 点滴ルート確保
✅ 朝食
✅ 荷物をまとめて部屋移動
✅ 診察
✅ 誘発剤(診察の結果によっては促進剤)使用
✅ (うまくいけば)陣痛 → 出産
✅ (陣痛にならなければ)翌日促進剤を使用
➡️ 医師からは「今日か明日には産まれると思います」と説明されました。
当日、実際のスケジュール
6:00〜9:00頃 検温・点滴ルート・朝食
✅ 検温
✅ 点滴ルート確保 私は血管が見えやすい方なんですが、ビビリ体質のせいか「針を刺す瞬間に血管が逃げる」タイプらしく、何度か刺し直しになりました💦
✅ 朝食 手術ではないため、朝食はしっかり摂ってOK。 むしろ「体力を温存するためにも食べておいてね」と助産師さんに言われました。
9:30頃 部屋の移動
荷物をまとめて、陣痛・分娩に備えた部屋へ移動。
陣痛室に持っていったもの
- 飲み物(ペットボトル+ストローキャップ)
- 小さなお菓子(エネルギー補給用)
- スマホ・イヤホン・充電器
体を動かせない時間が長いので、スマホ+充電器は必須でした。
他、オススメされたもの
- レッグウォーマー
- テニスボール
- ゼリー飲料
私はこれまでのお産が短時間だったこともあり、「テニスボールって使うのかな?」と半信半疑でしたが、長丁場になる人にはかなり役立つそうです。
確かに腰?おしり?辺りを押さえるのに使うイメージ。立ち会っている旦那さんがうまくできなくて助産師さんが代わる…という光景を、ドキュメンタリー番組で見たことがあります。
陣痛室の様子
私の入院していた病院では、陣痛室がオープンスペース(カーテン仕切り)。 よく医療ドラマで見るICUのような空間でした。 荷物置き棚と小さなテーブルがあり、モニターで赤ちゃんの心拍とお腹の張りをチェック。
出産時は「(基本は自力で)分娩室へ移動」との説明がありました。
10:00 モニタリング・診察・誘発開始
NSTモニタリング開始
誘発剤を使うため、赤ちゃんの状態をモニターで常にチェック。 モニターをつけているので、基本的にベッド上で過ごし、トイレの際はナースコールでモニターを外してもらい、トイレから戻るとまたモニターをつけてもらいます。 ちょっと申し訳ない気がして、トイレに行くのを我慢してしまいました😅
診察(内診)
噂の「内診グリグリ」😣 重たい痛みがありましたが、無言を貫き、静かに耐えました。子宮口は4cm。 入院前から3cmほど開いていたので、大きな変化はなし。
子宮頸管熟化剤「プロウペス」を使用
私の場合は37週0日。 「子宮口は4cm開大。でもまだ硬めなので、まずは子宮頸管熟化剤で子宮口を柔らかくして、様子を見ながら次の薬を使うか検討しますね」
そう説明を受けて、プロウペスという薄いピラピラした膣剤を留置されました。 タンポンのように紐がついていて、万が一の時はすぐ取り除けるようになっています。 ただ…トイレに行くたびに気になって仕方ありませんでした💦
留置時間は、薬の仕様では最長12時間ですが、私の病院では「最大10時間留置、除去してから2時間の経過観察」と説明されました(病院独自の運用だったのかもしれません)。 もし陣痛が来なければ、除去 → 様子見 → 問題なければ自室に戻る、という流れになります。
使用前に同意書のサインが必要
この熟化剤の使用には、同意書のサインが必要でした。 薬によっては筋肉への刺激が強く、子宮破裂などのリスクもあるとのこと。 (副反応や合併症の説明は必ずあると思います。)
「赤ちゃんのためとはいえ、やっぱり怖い」 そう思いました。みんなもそうですよね?
私は以前の記事でも触れましたが、上の子どもたちがいるため、 もしもの時の生命の優先順位については夫と話し合い、 「私 → 赤ちゃん」という順番にしていました。
🕙陣痛室での長い待機時間🕔
張りはあるけれど、自覚はほとんどなし。 何度も助産師さんから「張ってますね。痛みどうですか?」と聞かれましたが、 「言われると、生理痛みたいに感じるところはあるけど…あまり気にならないです」と答える私。
このやり取りを何度も繰り返しながら、 寝る → トイレ → 昼食 → 昼寝 → トイレ …のような時間を淡々と過ごしました。
陣痛室で聞こえるいろんな声
同じ陣痛室では、 「痛い!」と叫んでいる人、 「一度帰って様子を見ましょう」と説明を受けている人、 「やっぱり無痛分娩に変えてください」とお願いしている人…。
オープンスペースなので、他の人の様子や声がリアルに伝わってきます。 人それぞれ、陣痛や出産の進み方って本当に違うんだなと感じました。
そういえば私の妹も、1人目は膀胱炎も重なって陣痛が長引き、出産まで丸1日以上。2人目でようやく「陣痛の間隔ってこういうことか」と認識できたそうです。同じ姉妹でもこんなに違うんだから、本当に人それぞれ。
一方で私は、陣痛室にいるのに特に痛みもなく、 ただただ寝て過ごすだけ。 陣痛の痛みよりも、「動けないことのつらさ」と戦っていました(笑) ちょっと腰も痛くなりました💦
17:00 勤務交代
勤務帯交代。「このままだと翌日の促進剤予定ですかね?」なんて話をしつつ、日中以上に「張りますか?」「変わりないですか?」と聞かれました。でも状況はほぼ日中と変わらず。
時計は18:00──心なしか痛みが強くなったような…。 助産師さんが何回目かの確認に来た時には「少し骨に響くような痛みに変わりました」と伝えるくらい、痛みの種類が変わり、定期的にお腹が張ってくる感覚。それでも我慢できる程度で、間隔は3〜5分、内診でも子宮口は4cmのまま変わらず。
そこへ夕食が配膳されました。 ずっと動いていないから空腹感はないし、痛みもあって食欲がない。 医師も助産師さんも「少しでも食べて体力つけといてください」と言うけれど──わかる、わかるんだけど、今じゃない😅 「先にトイレでも行こう」とモニターを外してもらい、トイレへ。
🍽️夕食を前に、急な陣痛開始!
戻ってモニターをつけてもらいながら、 「あれ?ちょっと痛いな。ごはんは後にしよう。」 そう思ってベッドに横になった瞬間——
急に、全身に電流が走るような激痛。
汗が一気に噴き出して、 「え?なにこの痛み?超痛いんだけど!」と心の中で叫びながら、ナースコール。
助産師さんが来てくれて、 「全身に汗が出たと思ったら、急にすごい痛いです!」と伝えるのがやっと。 もう冷静ではいられず、若干パニック状態。
🚨陣痛急変、スタッフが次々に集結!
医師を呼んでくれたけれど、痛みはどんどん強くなる一方。 担当医が来て、大丈夫?と話しかけてくれているところに、他の医師も次々にベッドサイドへ。モニター上、胎児心拍が下がっていたらしく複数のスタッフが集まった様子。
痛みで若干パニックになって、多弁になっている私を見て 「酸素いきますか?」「ルートどこ?」と慌ただしい声。
私は痛みでパニックになりながらも「(点滴)ここにありまーす…」と腕を出す。
「一旦、プロウペスもとりましょうか」と、子宮頸管熟化剤も取り除かれました。(プロウペスには「規則的で強い陣痛が来たら速やかに除去する」という決まりがあるそうです。まさにその状況でした💦)
泣き叫ぶほどではないけれど、とにかく痛い。 痛みの波が腰から恥骨のあたりにぐーっと移動してきて、 お尻から何か出そうな感覚。
🏥子宮口、まさかの全開大!
「内診しますね」と言われ、 担当医が「さっき4cmでしたよ」と伝える声を聞きながら、別の医師が確認。
内診の痛みが強くて思わず「痛い、痛い😓!」と声が出てしまう。 でも、その瞬間に聞こえた言葉が衝撃でした。
「全開だね。分娩室に移動しましょう。」「ベッドで行きますか」
え、もう!? そんな感じ?分娩室に歩いて行けないよ?と思っていたけど、 スタッフは慌ただしく、ベッドで移動する準備。 点滴ルートが引っ張られたり、移動で引っ張られて酸素マスクが外れたり。
それはもう慌ただしく、大勢で分娩室に移動しました。 「緊迫してたんだな」と振り返っても思います。
急な進展、出産までの経過
ベッドごと分娩室に移動した、いや運ばれた私。 まさかの分娩台に自分で移動してと言われました。 陣痛みたいに痛くない時間があればそれも可能だったでしょうが、ずっと痛い。
「ちょっと今無理です。」と呼吸を整えようとしているところにまた、お尻から何か出そうな感覚。 人もいたからなのか、私のタイミングというより「行くよー、1、2、3」な感じで片足落としながらなんとか分娩台に乗る。というか乗せられました。
「もう産まれそう」と思う私に対して、スタッフは「まだ待って🫷」という感じ。痛みのせいなのか、気が遠くなるような感覚があって、目が閉じてしまう私に「目、開けて〜」と何度言われたか。
気づけば、赤ちゃん産まれてました。でもすぐに泣かない。 むしろ見た感じに息してるように見えない。思わず手を伸ばしたものの、一瞬顔を見せられ「おめでとうございます」と言われたけど、抱っこさせてもらえませんでした。 おそらく赤ちゃんの保温とかできる台の方で処置?してるような様子を感じました。
少しして赤ちゃんの泣き声が聞こえてきて、「よかった、生きてた」と思ったことを覚えています。
👶夫への連絡、そして空腹
赤ちゃんの産声が聞こえてホッとした瞬間、 「痛みもおさまったし、もう産みおわったんだ…」と一気に現実に戻りました。
ふと隣を見ると、ベッドの上には慌ただしさの名残が。 散乱したベッドの中からスマホを見つけて思わず苦笑。
「立ち会い出産希望してたのに…陣痛の連絡どころか、もう産まれちゃったわ😅」
助産師さんにお願いしてスマホを取ってもらい、夫に連絡。 電話で報告すると、 返ってきたのは「は…?」という半信半疑の反応(笑)
それもそのはず、ほんの数時間前までは”明日になるかも”って話してたんですもんね。 とりあえず面会できるとのことで、すぐに病院へ向かってもらうことに。
そして、急にどっと空腹を感じた私。 「ご飯って食べられますか?」と聞いてしまいました。
助産師さんが笑いながら 「まだ胎盤が出てないから、もう少し待ってね〜😅」と。
ああ、まだでしたか—— と、ちょっと恥ずかしかった瞬間でした。
まとめ|誘発分娩当日の流れ(私の場合)
| 時間 | できごと |
|---|---|
| 6:00〜9:00 | 検温・点滴ルート確保・朝食 |
| 9:30頃 | 陣痛室へ移動 |
| 10:00 | NST開始・内診(子宮口4cm)・プロウペス留置 |
| 日中 | 張りはあるが自覚ほぼなし。ひたすら待機 |
| 18:00頃 | 痛みの質が変化。間隔3〜5分でも子宮口4cmのまま |
| 夕食の頃 | 急激な陣痛 → プロウペス除去 → まさかの全開大 |
| その後 | ベッドごと分娩室へ。スピード出産 |
誘発分娩は「なかなか進まない」イメージでしたが、私の場合は最後の1時間で一気に進みました。進み方は本当に人それぞれ。これから誘発分娩を控えている方の心の準備に、少しでも役立てば嬉しいです。

次回は出産レポ後編。産声が聞こえなかった数分間のこと、はじめてのカンガルーケア、立ち会えなかった夫との対面、そして臍帯血保管を選んだ理由をお伝えします😊
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