妊娠を職場に言いづらい30代と、早めに伝えて助けられた40歳|違いは工夫より職場環境だった

妊娠を職場に言いづらい30代と、助けられた40歳の体験談のアイキャッチ。職場の休憩スペースで同僚から温かい飲み物を差し出される妊婦のイラスト 妊娠
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30代で妊娠したとき、私は職場に妊娠を言い出せませんでした。先輩たちの妊娠に向けられる声を、そばで聞いていたからです。

40歳で4回目の妊娠をした今回は、体調や状況を早めに伝えて、周りに任せることができました。違いを作ったのは、私の工夫ではありません。年齢・立場・「お互い様」の職場環境でした。

この記事では、妊娠を職場に言いづらい空気だった30代と、40歳の妊娠初期(〜15週)をどう働いたかを、体験談でお伝えします。4回分のつわりの比較も、後半に載せています。

🤐 30代は、妊娠を職場に言いづらい空気だった|先輩に向けられた声を聞いていた

私が30代で妊娠したとき、職場には妊娠を報告しづらい雰囲気がありました。当時はまだ若手で、先輩たちの妊娠に対する周囲の反応を見ていたからです。

「妊娠したら働かなくてもいいと思ってるんじゃない?」

「最近あの子あまり動かないよね。」

そんな声を耳にして、自分の妊娠をなかなか言い出せませんでした。

心拍確認までは誰にも言わず、「体調が悪い人」として働いた

30代の妊娠では、心拍確認ができるまで職場の誰にも言いませんでした。私は激しいつわりのタイプではなく、もともと不調も少ないほう。周りからは、ちょっと体調が悪い人と同じくらいに見えていたと思います。心拍確認ができてから、仲の良い人にだけ報告しました。

1回目の妊娠は稽留流産でした。上司に報告したのは、手術が決まってから。お休みはもらいましたが、そのときも、ほとんど誰にも言っていなかった気がします。

お腹の張りが増えるまで、夜勤も続けていた

2回目の妊娠(1人目)は、新婚旅行を控えていたこともあって、なおさら誰にも言わず、夜勤のシフトにも入っていました。妊娠を伝えたのは、お腹が張ることがあまりに増えてからです。

伝えたあとも、夜勤がすぐになくなったわけではありません。それでも、配置はかなり気遣ってもらっていたと思います。ただ、私の性格もあり、妊娠経験のない人も多い職場だったので、その気遣いがかえってしんどい配置になっていることもありました。

今思えば「無理に隠さなくても良かったな」と感じる一方で、あの職場環境では働きづらかったのも事実。結果的に育休後は部署を異動し、今の環境で働けるようになって本当に良かったと思います。

🤝 40歳は早めに伝えられた|助けになったのは「年齢・立場・お互い様の空気」

40歳で妊娠した今回は、状況が大きく違いました。

  • すでに「若手」ではなくなっていた
  • 勤務表を作成するような立場にあった
  • 同僚の多くが出産・育児を経験済み
  • 「お互い様」の空気がある部署

配属されて5年、子どもの体調不良で呼び出されても快く勤務調整をしてもらえましたし、自分の体調不良時も気遣ってもらえる。妊娠・出産・育児への理解がある職場環境に恵まれていたのです。

今回も、職場に伝えたのは心拍確認ができた時点です。まず一緒にリーダーをしていた人に伝え、次に上司へ。すぐにフレックスを使い始めたので、上司から部署全体に報告してもらいました。割と早い時期に職場のみんなが知っている状態になり、しかも周りは妊娠・出産・育児を経験した人がほとんど。

妊婦になっても働くには、いい環境だったと思います。

実はこのとき、双子だと分かったタイミングでもありました。双子のことを話したのは上司だけ。その数週間後、バニシングツインで赤ちゃんが一人になったことも、上司に報告しました。

産休に入る時期も、それで1ヶ月変わりました。バニシングツインのことは、バニシングツインの体験記に書いています。

私がやったことは2つだけ

  • 体調や状況を早めに報告する
  • 無理をせず周囲に任せる

どちらも特別な工夫ではありません。30代の私にはできなかったことが、40歳ではできた。それは周囲の理解とサポートがあったからです。「環境と人との関係性の大切さ」を、改めて実感しました。

💦 それでも頑張りすぎた|昭和育ちの根性論

もちろん今は令和ですが、私自身は昭和育ち。どうしても昔ながらの「根性論」がしみついていて、つい頑張りすぎてしまうこともありました。妊婦であることを感じさせないくらい元気に働いていたので、同僚からは

「行かなくていいから!」

「座ってていいから!」

「他の人に任せときなよ!」

と何度も言われました。やっぱり妊婦に対する周囲の配慮は大きかったと思います。まぁ、いろいろなマイナートラブルに対しては「高齢だから仕方ないよね」なんて意見もありましたが…

🤰 元気に働けた理由のひとつ|つわりは4回の妊娠でいちばん軽かった

40歳の妊娠初期を元気に働けたのは、つわりが軽かったことも大きかったと思います。3人を出産し、1度の流産を経験した身として4回分を振り返ると、つわりは妊娠のたびに違いました。同じ私の体なのに、毎回タイプが違ったんです。

妊娠つわりのタイプ匂い体重
1回目(30代・稽留流産)空腹で気持ち悪い。飴をよく舐めていた敏感(大好きなチョコが「油の味」に)食べても減少
2回目(1人目)完全な食べづわり。夜勤はおにぎりと飴でしのいだやや敏感──
3回目(2人目)車酔いのような気持ち悪さ。吐くことはなかったバス・電車がNG→車通勤に変えてもらった──
4回目(40歳)4回でいちばん軽いもともと車通勤で、ほぼ気にならず食欲が止まらず増加

よく聞く「炊飯器の蒸気の匂いがダメになる」も「マックのポテトが無性に食べたくなる」も、私には当てはまりませんでした。つわりあるあるは、あくまで「そういう人もいる」という話です。

私の場合は、つわりの軽かった妊娠でも無事に出産しています。つわりの重さと妊娠の経過は、必ずしもイコールではありませんでした(心配なことがあれば、健診で医師に相談してくださいね)。

ただし今回は、つわりの代わりに止まらない食欲がやってきました。妊娠が分かってから初診までに体重は+3〜4kg。30代とは確実に違うと感じた体重の増え方と、中期に出てきた手のしびれ・血圧の話は、40歳の妊娠中期の記事に書いています。

📝 まとめ|違いを作ったのは、工夫より職場環境だった

  • 30代は先輩に向けられる声を聞いて、妊娠を職場に言いづらいまま働いた。心拍確認までは誰にも言わず、1人目のときはお腹の張りが増えるまで夜勤も続けた
  • 伝えたあとは気遣ってもらえたが、妊娠経験のない人も多い職場で、その気遣いがかえってしんどいこともあった。育休後に部署を異動した
  • 40歳は心拍確認の時点で、リーダー仲間→上司に伝え、上司から全体に報告。双子のこと、数週間後にバニシングツインで一人になったことは上司にだけ伝え、産休の時期が1ヶ月変わった。「若手ではない」「勤務表を作る立場」「同僚の多くが出産・育児経験者」の部署に助けられた
  • 私がやったことは「早めに報告する」「無理せず任せる」の2つだけ。それでも昭和育ちの根性論で頑張りすぎ、同僚に何度も止められた
  • つわりは4回の妊娠でいちばん軽く、元気に働けた。代わりに食欲が止まらず、体重が増えた

40歳での妊娠・出産は不安も多いですが、環境や周囲のサポート次第で十分に両立できると実感しています。妊娠は年齢や体質、環境によって全く違うもの。同じ自分でも妊娠ごとに症状が変わることを、改めて感じました。

※この記事は体験をもとにした記録です。同じ診断名でも、経過や治療の内容は一人ひとり違います。気になる症状があるときや、治療・服薬の判断については、必ず主治医や医療スタッフにご相談ください。

neco
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次回は妊娠中期編。
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