「無料点検に来てもらったら、屋根が割れていると言われた」「すぐに工事したほうがいいと、高額な見積もりを出された」。このまま決めていいのか迷っている方に向けて、necoの家で実際にあったことを書きます。
先に結論を書きます。
- 無料点検のあとに出てきた見積もりは300万円超え(屋根のカバー工法+外壁塗装)
- 他社に見てもらったら、「屋根は割れていない」という答え
- 相見積もりをして、最終的に150万円で外壁・屋根塗装に決めた
この記事では、見積もりを出されてから断るまでのことを書きます。他社の見積もりとの比較は後編(一括見積もりの結果報告)にまとめています。
🔧 毎年来てくれる無料点検|今回だけ「屋根が割れてますね」
necoの家は築10年以上で、屋根に太陽光パネルが載っています。設置業者から委託された会社が毎年無料で点検に来てくれるので、ありがたいと思っていました。
いつもは「発電量も問題ないですね」で終わる点検です。ところがこの年は、パネルと施工業者をひとしきり褒めたあとに、こんな一言がありました。
「ただ、屋根がちょっと割れてますね。築何年でしたか?うちの会社、リフォームもやってるんですよ。見積もりしましょうか?」
割れている箇所だという写真も見せてもらいました。築10年を過ぎて、そろそろメンテナンスが必要かなと思っていたところだったので、「見積もりだけなら」と軽い気持ちでお願いしました。
💸 見積もりは300万円超え|太陽光パネルを外して屋根を重ねる工事
数日後の現地調査で提案されたのは、今の屋根の上に金属屋根を重ねる「カバー工法」でした。
太陽光パネルを一度外して、屋根を重ねてから付け直す大がかりな工事です。足場を組むので、外壁塗装も一緒にやれば割安になるとのことでした。
見積書に並んでいた項目を、necoが書き写したものがこちらです。太陽光パネル付きの屋根ならではの項目が多いのがわかると思います。
| 工事 | 見積書に並んでいた項目 |
|---|---|
| 準備 | 足場の組み立て・解体、養生 |
| 屋根(カバー工法) | 既存の板金の撤去、金属屋根の本体工事、急勾配の施工費 |
| 太陽光パネルまわり | パネルの付け外し、固定用の金具、パネルを置くステージ |
| その他の屋根まわり | テレビアンテナの付け外し |
| 外壁塗装 | 高圧洗浄、下地調整、下塗り・中塗り・上塗り、付帯部の塗装 |
| 経費 | 運搬費、諸経費 |
最初に出てきた金額は440万円。しかも「大幅に値引きした後」の金額だと言われました。
値引きされていたのは、屋根の急勾配の施工費と、パネルを置くステージ一式です。運搬費と諸経費も、パーセンテージが手書きで小さく書き換えられていました。
そこからさらに「人件費をまるっと削ります」と言われて、最終的に提示されたのが300万円超えの金額です。

「金額は見せないでくださいね」と言われたので、項目ごとの金額は書いていません。
⏰ 「今月中なら」「家族だと思って」|返事を急がせる営業トーク
金額のあとに、こんな言葉が続きました。
- 「人件費はまるっと割引します」
- 「今月中に返事をもらえれば、この金額でできます」
- 「お客さんのことは家族だと思ってるから、できる限り値引きしました」
ちょうど月末で、返事を急かされている感じがありました。
当時necoは育休中でした。まとまったお金が出ていくのが不安だと正直に伝えると、こう返ってきました。
- 「家は年月がたつと壁が傷んでくるから、早いほうがいいですよ」
- 「必要ならローンも組めますよ」
正直に言うと、値引き額には惹かれました。でも、440万円から100万円以上も下がった理由が「人件費」だと聞いて、逆に不安になったんです。工事をするのは人なのに、そこを丸ごと削れるなら、元の金額は何だったのか。この見積もりは信用していいのか。
ローンは組みたくありません。300万円という金額もあまりに大きかったので、「今回は見送ります」と断りました。
家計の管理はnecoがしているので、夫には相談というより報告でした。
🔍 慌てて相場を調べたら|ネットでは75〜150万円
お願いする気にはなれず、すぐにネットで相場を検索しました。見つけたのは、地域と家の広さを入れると、相場と補助金の有無を調べてくれる「ヌリカエ」というサイトです。出てきたのは75〜150万円くらい。値引き後の300万円は、その2倍以上です。
※紹介しているのは、necoが実際に使ったものです。
もちろん工法が違えば金額も変わるので、単純には比べられません。でも「本当にカバー工法が必要なのか」から確かめたほうがいい、と思いました。そこで、その場で一括見積もりサイトから他社にも見積もりを頼みました。
👇他社の見積もりを頼んだ一括見積もりサイトはこちら👇
登録すると、業者から電話がかかってくることがあります。necoは子どもが小さくて電話に出られないタイミングも多いので、登録のときに「メールでの連絡を希望。電話には出られないことがある」と書いておきました。
🏠 他社の答えは「割れていない」|写真はもう無かった
相見積もりで来てくれた他社に屋根を見てもらうと、答えは「割れていない」でした。
点検のときに見せてもらった写真の話をすると、「それ、本当にお宅の屋根でしたか?」と聞かれました。
2週間ほどたってから、最初の会社に「あのときの写真がほしい」と連絡しました。返ってきたのは「もう消してしまった」という答えです。本当にうちの屋根の写真だったのかどうかは、今もわかりません。
もうひとつ、他社に見積書の中身を見てもらってわかったことがあります。300万円のプランは、屋根は30年もつカバー工法なのに、外壁の塗料は5〜10年ほどの耐久のものだったそうです。
「屋根が30年もっても、外壁の塗装はそこまでもちませんよ」と言われました。外壁を塗り直すときにはまた足場が必要です。「足場があるから一緒にやると割安」という話だったのに、結局は外壁だけ先に傷むことになります。

「割れている」と写真を見せられたら、その場で自分のスマホでも撮らせてもらうか、写真を送ってもらうのがおすすめです。あとから確かめられなくなります。
🚩 こう言われたら一度立ち止まる|necoが言われた5つの言葉
あとから振り返ると、立ち止まるきっかけになる言葉がいくつもありました。necoが実際に言われたものです。
- 「割れてますね」(写真だけ)→ 写真はもらっておく。他社にも見てもらう
- 「今月中なら」→ 期限を切られるほど、比べる時間がなくなる
- 「大幅に値引きしました」→ 値引き前の金額がそもそも妥当なのかがわからない
- 「人件費を割引します」→ 工事の中身そのものを削っている、という意味にもなる
- 「ローンも組めますよ」→ 金額が高すぎるという不安への答えになっていない
言葉とは別に、見積書でも確かめられることがあります。屋根と外壁で、使う材料の耐久年数がそろっているか。ここがずれていると、「足場代が浮く」はずのセット工事でも、また足場を組むことになります。
それから、「何も知らない」と正直に伝えることも、それ自体が営業の入り口になります。necoは業者のことも相場も知らず、誰に相談すればいいかもわからない状態でした。
契約してしまったあとで困ったときは、消費者ホットライン「188」に電話すると、近くの消費生活センターなどの相談窓口を案内してもらえます(出典:消費者庁「消費者ホットライン」)。
📝 まとめ|300万円は相場の2倍以上、その場で決めなくてよかった
- 無料点検のついでの300万円の見積もりは、ネットで調べた相場(75〜150万円)の2倍以上だった
- 他社に見てもらったら「割れていない」。工事が必要かどうかから疑ってよかった
- 屋根は30年、外壁は5〜10年と、耐久年数がそろっていないプランだった
- 「今月中なら」「人件費を割引」と言われたら、一度立ち止まるサイン
- その場で決めずに相見積もりをして、最終的に150万円の外壁・屋根塗装で決着した
リフォームの予定がすぐにはない方でも、相場を知っておくだけで見積もりの場で落ち着いて判断できます。

後編では、一括見積もりで来てくれた他社の見積もりが実際いくらだったのかを書いています😊
▶︎ 続きはこちら

▶︎ 300万円の提示から150万円で決着するまでの外壁・屋根塗装の全記録はこちら


コメント