👩:FP3級って、独学でも受かるの?
👩:育休中だけど、まとまった勉強時間なんて取れない…
👩:参考書、買ったけど積んだままなんだよね
実はこれ、全部私のことでした。高齢出産とNICUを経験したことで、お金の不安がぐっと現実味を帯びていた育休中のことです。
結果から言うと、育休中の1週間の独学で、FP3級に合格できました。使ったのはYouTubeだけで、教材にかかった費用は0円です。点が取れたのは、産休・育休の手続きや医療費控除など、自分で経験していた分野でした。
この記事でわかること
・実際のスコアと、点が取れた分野・取れなかった分野(その理由)
・1週間で何を、どの順番でやったか
・最初にやって失敗した勉強法と、切り替えた理由
・1歳児の育児中に、勉強時間と受験日をどう確保したか
・CBT方式なら学科と実技を別日に受けられること
※本記事は2026年1月に受験した、私自身の体験談です。試験の実施方式・出題範囲・受験手数料は変更される場合があります。また、税制や法律のルールは毎年改正されます。受験を検討される際は、必ず日本FP協会など実施団体の公式サイトで最新の情報をご確認ください。
🎯 2度挫折した私が、3度目に動けた理由
計画的な勉強が苦手な私が、FP3級に1週間の勉強で合格しました。
高齢出産で自分たちの老後資金はもちろんですが、子どもたちの教育資金などちょっと経済的な不安を持っていました。そこでどうせ勉強するなら資格取得しても良いのでは…と思ったのです。
実は以前にも、お金の勉強をしようと参考書を買ったことがあります。でも数字と専門用語の多さに圧倒され、気づけば本棚の飾りに。育休中に2度、資格取得を試みては受験さえせずに終わった過去もあります。
言い訳を並べればいくらでもできます。でも振り返ると、原因はシンプルでした。行動できていなかっただけ。今回こそはと、まず受験申し込みを済ませることにしました。
ただ、申し込めば自動的に勉強が始まるわけではありませんでした。最初に押さえたのは12月の日程。ところが体調を崩し、夫との予定も合わず、一度リスケジュールしています。CBT方式は日程を変更できるので助かったのですが、裏を返せばいくらでも先延ばしができてしまうということでもあります。
仕切り直した1月の日程。それでも体調は万全ではなく、実際に勉強を始められたのは試験の2〜3日前でした。それでも受けにいったのは、ここでまたずらしたら、もう一生受けないとわかっていたからです。半ば無理やり、会場に向かいました。

「体調が整ってから」を待っていたら、たぶん今も申し込んだまま止まっていました😅
📺 使ったのはYouTubeだけ|教材費0円で選んだ3チャンネル
今回の勉強で参考書は使いませんでした。代わりにフル活用したのがYouTubeです。
そこから、「参考になるよ」と紹介されていた以下の3チャンネルを、順番に聴いてみました。
- ほんださん/東大式FPチャンネル
- 1級FPタヌポンのFP講座
- なかちの解説チャンネル
教材にかかった費用は0円。参考書代もかかりませんでした。
🎧 最初のやり方は失敗だった|「聞き流し」で覚えられなかった話
最初に手を出したのは、問題と答えを読み上げてくれるタイプの動画でした。ながらで聴けるし効率がよさそう——そう思ったのですが、これがまったく頭に残らない。答えを聞いても「なぜそうなるのか」がわからないので、右から左に抜けていくだけでした。
そこで切り替えたのが、ほんださん/東大式FPチャンネルの3級・基礎知識編です。仕組みから説明してくれるので、聴いているだけでも「そういうことか」と繋がる感覚がありました。私にとっては、ここからが実質のスタートです。

聞き流しって万能じゃないんですよね😅
「なぜそうなるのか」がないと、ただ耳を通り過ぎていくだけでした。
どのチャンネルが合うかは人によって違います。私の場合は「問題演習より先に、まず仕組みの説明」が正解でした。「何を使えばいいかわからない」という方は、まず何本か視聴して、自分がどちらのタイプか確かめてみてください。参考書を買うかどうかの判断は、そのあとでも遅くありません。
なお、過去問はFP協会の公式サイトから無料で入手できます。実際にどう使ったかは、次の章で書きます。
📕 開いてみたけど、使えなかった|参考書は「年度」で決まる

実は今回、冒頭で書いた”本棚の飾り”になっていた参考書を、久しぶりに開いてみました。以前お金の勉強をしようと思って買ったものです。
でも、表紙に書かれた対応年度を見た時点で「あ、これは古い」。実際に開いてみると、NISAのように、そもそも項目ごと載っていない部分がありました。
計算の考え方など、年度が変わっても動かない部分は使えたかもしれません。ただ、どこが古くてどこが今も有効なのか、自分では判断できない。その不安のほうが大きくて、結局は最後までYouTubeに頼りました。
FPに限らず、法律や税制のルールは毎年改正されます。参考書を使うなら、必ず受験年度に対応した最新版を選んでください。古本屋さんで安く手に入ることもありますが、年度表示だけは必ず確認を。数百円の節約が、試験本番での「あれ、ルールが違う?」につながります。
私が以前購入したのがこのシリーズ。写真は最新年度版です。 |
⏰ すき間時間だけの1週間|実際の進め方と試験当日
🍼 勉強時間の確保|まとまった時間はゼロだった
1歳児を含む子どもたちとの生活の中で、まとまった勉強時間はほぼ取れませんでした。活用したのは細切れの時間です。
- 小学生組が学校に行き、1歳児が昼寝している時間
- 一人でお風呂に入っている時間
- 洗濯・食器洗いなど、家事をしながらの「ながら聴き」
- 全員が寝静まった夜
YouTubeの聞き流しはトータル約20時間。過去問を解いたのは各試験の前日と当日だけで、1回あたり30分〜1時間程度です。机に向かえた日はほとんどありませんでしたが、スマホで過去問を解くスタイルが自分には合っていました。
📅 1週間の中身|ずっと聴いて、前日と当日に過去問
「1週間の勉強」と言っても、きれいな学習計画があったわけではありません。始めたのが実技の2〜3日前、そこから5日後に学科。ぜんぶで1週間ほどです。実際にやったのは、たった2つだけでした。
やったこと①:YouTubeを、ずっと流し続ける
問題読み上げ系がダメだったあと、ほんださんの3級・基礎知識編に切り替えてからは、とにかく流しっぱなしにしていました。家事をしながら、お風呂に入りながら、子どもを寝かしつけたあと。夜、布団に入ってからも流していて、正直に言うとだいたい寝落ちしていました。それも含めての、トータル約20時間です。
机にはほとんど向かっていません。この時期は「覚える」というより「耳を慣らす」に近い感覚でした。

寝落ち前提でも大丈夫。翌日、ふっと単語が耳に残っているんです(多分)。ゼロよりずっといい!
やったこと②:試験の前日と当日に、過去問を解く
過去問を解く。答え合わせをする。間違えたところは、その分野の動画をもう一度聴く。やったのは、本当にこれだけです。しかも前日と、試験当日の直前。
聞き流しだけでは、知識が線になりませんでした。間違えた問題を起点に動画へ戻ったことで、はじめて「あの話はこれのことか」と繋がった感覚があります。逆に言えば、聞き流しと問題演習はセットでないと機能しない。それが1週間でわかったことでした。
💻 試験はCBT方式で受験|会場も日程も自分で選べる
今回初めてCBT(Computer Based Testing)で受験しました。紙の試験と違い、会場の空き状況に応じて好きな日程・会場を選べるうえ、学科と実技を別日・別会場で受けることもできます。
夫が帰宅してから子どもたちを任せて受験できたのは、このCBT方式のおかげです。

会場も日程も自分で選べるのがCBTの最大の強み。育児中には本当にありがたい方式でした😊
試験会場はパソコンが並ぶ静かな空間。持ち込めるのは身分証明書や指定の用紙のみで、荷物はすべてロッカーへ。キーボードの音だけが響く緊張感ある環境でしたが、集中して取り組めました。
そしてCBTのもうひとつの利点が、試験を終えたその場で結果がわかること。正式な合格発表は翌月(私の場合は2026年2月)ですが、会場を出る時点で結果はわかっています。紙の試験のように、結果が出るまで何週間もそわそわしなくて済みました。
📊 FP3級育休中の受験で点が取れたのは、自分で経験した分野だった
ちなみに私のスコアは、学科49点/60点満点、実技75点/100点満点。合格基準は学科が36点以上、実技が60点以上です。ギリギリではありませんでしたが、満点にはほど遠い点数でした。

学科の結果レポートには、6分野それぞれの得点も出ます。私の場合、満点だったのは「ライフプランニングと資金計画」。いちばん低かったのは「不動産」の7点でした。
年金も保険もタックスも、働きながら子どもを育てていれば嫌でも自分が対応しなければいけない話でした。産休育休で実際に手続きをして、医療費控除を計算して、限度額の申請をして、保険を見直して。テキストを読んでいても「あ、あのときのあれか」と引っかかるところがある。知識が経験に乗っかってくれる感じでした。
不動産は、そうなりませんでした。家は買っていますが、思い返すと、不動産屋と銀行に言われるがまま書類にサインしただけ。何をどう判断したのか、自分でもよく分かっていません。経験はしているのに、引っかかるフックがどこにもなかったんです。
満点を狙う試験ではありません。6割を安定して超えることを目標にすれば十分だ、というのが受けてみての実感です。
✍️ 先に受けたのは実技|状況設定問題のほうが頭に入った
今回は実技を先に、学科をあとに受けました。狙ってそうしたわけではなく、空いている日程を押さえたらこの順番になっただけです。
やったことは、どちらもまったく同じ。前日と当日にその試験の過去問を解いて、答え合わせをして、間違えた分野の動画に戻る。それだけです。

ただ、過去問を解いていて意外だったのは、実技のほうが頭に入りやすかったことです。実技は「こういう家族構成の人が、こういう状況で」という設定つきで問われるので、知識が場面とセットになります。用語だけを問われる学科より、私にはイメージしやすい形式でした。
日程を自由に選べるなら、実技を先に受けてみるのも一つの手かもしれません。場面で覚えた知識が、そのまま学科の下地になります。

「実技」と聞くと身構えますが、私にはこっちのほうが取っつきやすかったです😊
実技と学科のあいだは5日ありましたが、この期間もやっていたことは変わりません。YouTubeを流し続け、学科の前日と当日に過去問。それだけです。
🚀 まとめ|育休中でも取れた。点になったのは、経験していた分野だった
- 育休中でも、1週間の独学で合格できた。点が取れたのは、産休・育休の手続きや医療費控除など、自分で経験していた分野だった
- 最初にやった「問題と答えの聞き流し」は失敗。仕組みの説明から入るほうが自分には合っていた
- やったのは「YouTubeを流し続ける」と「前日・当日に過去問を解く」の2つだけ
- スコアは学科49/60点、実技75/100点。満点ではなく「6割を安定して超える」を狙えば十分
- CBT方式なら、夫が帰宅してからなど都合のいい日程で受けられる。実技は状況設定つきで頭に入りやすかった
普段からお金の勉強で見ているリベラルアーツ大学の両学長は、FP3級を「お金の世界のひらがな・カタカナ」とたとえていました。合格した今、その意味がよくわかります。読めるようにはなったけれど、文章が書けるわけではない。合格はゴールではなく、スタートラインでした。
私自身は、FP3級の次は簿記3級にも挑戦予定です。お金の知識を家計管理に活かしていく過程も、今後このブログで記録していきたいと思っています。すでに実践しているところでは、楽天カードと三井住友カードゴールドNLの使い分けについても書きました。

「いつか」を「今週」に変えてくれたのは、受験申し込みボタンひとつでした😊
続きはこちら👇

▶︎ 通信費・カード・FP3級と、お金の勉強を続けてよかったことをまとめた記事はこちら


コメント