40歳になった年、8年ぶりに再びマタニティライフを送ることになりました。
前回の妊娠・出産からは想像もつかなかったほど、自分の身体もライフスタイルも変わり、
そして育児や出産に関する情報も大きく進化しています。
「アラフォーでの妊娠って、実際どうなの?」
「若いときと何が違う?」
同じように高齢出産を予定している方や、妊娠を考えている方にとって、少しでもリアルな参考になるように、私の体験や感じたことをここに記していきます。
妊娠初期(〜15週)
悪阻(つわり)について
つわりと聞いて多くの人がイメージするのは、
炊飯器を開けた瞬間の匂いで吐き気がすること。
(ドラマとかでよくある光景!笑)
普段は平気だった匂いに敏感になって気持ち悪くなること。
食べると吐く、好きだった食べ物が食べられなくなる──そんな光景ではないでしょうか。
中には、なぜかマックが無性に食べたくなるという人もいます。
でも私の場合、いわゆる「吐きづわり」はほとんどありませんでした。
この話をすると、「それは羨ましい!」と思う方も多いかもしれません。
今回はリアルタイムではなく、3人出産した身としての経験をまとめてお話しします。
30代で妊娠したときのつわり
このときは匂いにとても敏感になりました。
他人の柔軟剤や洗濯洗剤の香り、
スーパーでの食品や人混みのいろいろな匂いが混ざった空気…。
それらが原因で気持ち悪くなることが多かったです。
ただ、吐くには至らず、気持ち悪さだけで終わる時がほとんど。
見た目に妊婦とわかりにくい時期だった為、
つらそうにしていても周囲に
理解してもらえないことも多かったです。
症状が軽いと、なおさら「妊婦っぽくない」と思われてしまう場面もありました。
ちなみにこのときは、マックが食べたいと思うこともなく、
むしろ揚げ物の油の匂いには少し距離を置きたくなるほどでした。
私のつわりの特徴
- 空腹になると気持ち悪くなる
- 嘔吐はほとんどないが、嗚咽はある
- 何かを常に食べていないとつらい
- 匂いに敏感になる
→苦手な匂いが増えた
常に食べていた妊娠初期
仕事中も、ポケットには飴やチョコレート、小さなおにぎりなどを忍ばせていました。
それでも赤ちゃんが育つためにカロリーを消費していたのか、
あるいは単純に若かったからなのか、
ずっと食べていたにもかかわらず体重は増えるどころか、むしろ少し減っていました。
👉 同じ自分でも、症状も食べたくなるものもまったく違います。妊娠によって毎回違う症状を経験したのも不思議ですよね。
つわりは本当に 人それぞれ。
- 軽い人もいれば、入院が必要なくらい重い人もいます。
- 初期だけで終わる人もいれば、出産まで続く人もいます。
- 「落ち着いた!」と思ったのに、後期にぶり返すケースもあります。
「今を乗り切れば…」と思っていても、終わらないことで精神的に追い込まれることも。
「妊娠は病気じゃない」と言われますが、つわりは医療介入が必要になる場合もあります。
そんなときは無理せず、
- 家族や職場に相談する
- 病院で医師に相談する
- SNS(XやInstagramなど)やコメント欄に吐き出す
など、自分を追い詰めない工夫をしてほしいです。
👉 できれば、楽しくマタニティライフを過ごせますように。
40歳妊娠で感じた体の変化
最初は特に大きな変化を感じませんでした。
私は38歳、39歳くらいからランニングを始めました。
ランニングカテゴリーで記載予定ですが、39歳でフルマラソンに挑戦できたほど体力には自信がありました。
正直、今回の妊娠でも「つわりで辛い!」という感覚はほとんどなく、どちらかというと食欲旺盛な日々です。
吐きづわりのように食べられないわけではなく、むしろどんなジャンキーなものでも食べられるので、もしかすると「食べづわり」だったのかもしれません。
そして30代での妊娠初期と大きく違ったのは体重の増え方です。
以前の妊娠では、
妊娠初期、特に気にしなくても体重はほとんど増えなかったのですが、今回は食べた分だけ、いや、食べなくても右肩上がりで体重が増えていく印象でした。
正直、少し恐ろしいくらいでした。

👉 年齢のせいか代謝のせいか、体の変化は一概には言えませんが、30代とは確実に違うと感じました
特に3人目は、35週で管理入院になったため、体重増加がそこで止まった可能性もあります。
入院していなかったらどうなっていたかは・・・
ちなみにですが、1人目と2人目は、体重の増え方は違えど最大体重は同じくらい。
3人目が人生最大体重となりました。
40歳での妊娠と仕事の両立|30代との違いと私の工夫?
30代での妊娠は「職場で言いづらい」環境だった
私が30代で妊娠したとき、正直、職場に妊娠を報告しづらい雰囲気がありました。
当時はまだ若手で、先輩たちの妊娠に対する周囲の反応を見ていたからです。
- 「妊娠したら働かなくてもいいと思ってるんじゃない?」
- 「最近あの子あまり動かないよね。」
そんな声を耳にして、自分の妊娠をなかなか言い出せませんでした。
今思えば「無理に隠さなくても良かったな」と感じる一方で、
あの職場環境では働きづらかったのも事実。
結果的に育休後は部署を異動し、今の環境で働けるようになって本当に良かったと思います。
40歳での妊娠は「職場環境と年齢」が大きな味方に
40歳で妊娠した今回は、状況が大きく違いました。
- すでに「若手」ではなくなっていた
- 勤務表を作成するような立場にあった
- 同僚の多くが出産・育児を経験済み
- 「お互い様」の空気がある部署
配属されて5年、子どもの体調不良で呼び出されても快く勤務調整をしてもらえましたし、
自分の体調不良時も気遣ってもらえる。
つまり、妊娠・出産・育児への理解がある職場環境に恵まれていたのです。
令和の時代でも残る「昭和的価値観」
もちろん今は令和ですが、私自身は昭和育ち。
どうしても昔ながらの「根性論」がしみついていて、つい頑張りすぎてしまうこともありました。
幸いつわりの症状は軽かったため、妊婦であることを感じさせないくらい元気に働けましたが、
同僚からは
- 「行かなくていいから!」
- 「座ってていいから!」
- 「他の人に任せときなよ!」
と何度も言われました。
やっぱり妊婦に対する周囲の配慮は大きかったと思います。
まぁ、いろいろなマイナートラブルに対しては高齢だから仕方ないよね。
なんて意見もありましたが…
妊娠と仕事の両立に必要なのは「工夫」より「環境」
30代のときと40歳での妊娠を比べて強く思うのは、
工夫よりも職場環境の影響が大きいということです。
私がやったことはシンプル。
- 体調や状況を早めに報告する
- 無理をせず周囲に任せる
この2つだけ。
それでも妊娠と仕事の両立ができたのは、周囲の理解とサポートがあったからです。
「環境と人との関係性の大切さ」を、改めて実感しました。
まとめ|40歳での妊娠と仕事の両立から学んだこと
- 30代は「妊娠を言い出しづらい環境」で苦労した
- 40歳では「年齢・立場・職場環境」に助けられた
- 高齢妊娠では、つい無理をしてしまう自分と周囲の配慮の両方がある
- 妊娠と仕事の両立は「工夫」より「理解ある環境」がカギ
👉 40歳での妊娠・出産は不安も多いですが、環境や周囲のサポート次第で十分に両立できると実感しています。
妊娠は年齢や体質、環境によって全く違うもの。
👉同じ自分でも妊娠ごとに症状が変わることを、改めて感じました。
✨次回は妊娠中期についてのお話です。
マイナートラブルに悩まされることが多く、辛い時期もありました。
それでも「妊婦だから…」「高齢だから…」と一言で片づけられてしまうことも少なくありませんでした。
そんな体験を、次回詳しくお伝えしていきたいと思います。
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